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声の使い方で印象が激変!あなたの意図や感情が伝わる声の使い方とは?

  • 執筆者の写真: 香西 姫乃
    香西 姫乃
  • 2023年5月12日
  • 読了時間: 8分

普段会話をするときや会議などでプレゼンテーションをする時、声の使い方について意識をしていますか?

コミュニケーションにおいて、声の使い方は極めて重要です。しかし、多くの方が声を効果的に使うことができていないのが現状です。


この記事では、声を構成する要素の説明から効果的な使い方を解説します。


声を操ることが重要な理由


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声を効果的に使うことができていないと、淡々と単調な話し方になったり、ずっとうるさく話しているという印象になってしまいます。

それらの話し方は、話の内容を聞く前に「聞こう」という意識が削がれ、結果的に伝わりにくいコミュニケーションになってしまいます


メラビアンの法則

メラビアンの法則とは、言語・聴覚・視覚のイメージが矛盾した状態の時にどの情報が優先されるのかを調べたものです。 言語情報(Verbal)が7%、聴覚情報(Vocal)が38%、視覚情報(Visual)が55%という結果になっていますが、この通りに伝わっているわけではありません。

メラビアンの実験は、例えば「怒る表現をしながら褒める」ということをした場合に、怒るという視覚情報の方が優位に伝わる、ということです。

コミュニケーションにおいて伝わる優先順位が視覚>聴覚>言語であり、いくら言語に力入れても、視覚と聴覚に訴えかけられなければ伝わる効果は半分以下になってしまうのです。

なので、伝える内容に力を入れる前に、声や表情・体の使い方を操り、相手に聞いてもらすい体制を作らせることが大切になっています。


声の要素とは


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声の要素は、大きく分類して5つあります。

1.声の大小

2.声の速さ

3.声の高低

4.声の間

5.声のトーン

この5つを自由自在にコントロールできるようになると、声にメリハリがついてあなたの意図することを相手に伝えやすくなります。


声の大小

声の大小を話の中でコントロールすることは、聞き手の注意を引いたり、話の内容や感情を伝えたりするのに役立ちます。例えば、重要なポイントや驚きの事実を話すときには大きな声で強調したり、逆に秘密や内緒話をするときには小さな声で囁いたりすることで、聞き手の興味や好奇心を刺激できます。

また、喜怒哀楽などの感情を表現するときにも、声の大小を変えることで、話し手の気持ちや態度を伝えやすくなります。例えば、喜びや感謝を示すときには明るく大きな声で笑ったり、怒りや不満を示すときには低く強い声で言い放ったりすることで、聞き手に感情移入させることができます。


声の大小を話の中でコントロールすることは、自分の声に自信を持つことでもあります。自分の声が嫌いだったり、聞かれることに恐れを感じたりする人は、小さくて聞き取りにくい声で話す傾向があります。

しかし、それでは聞き手に自分の話に興味がないと思われたり、無関心や不誠実と受け取られたりする可能性があります。自分の声を大きくしてはっきりと話すことで、自分の意見や考えを主張したり、自分の存在感や魅力をアピールしたりすることができます。また、自分の声に合わせて相手の声も調整することで、コミュニケーションの質や相互理解も高まります。


声の速さ

会話やプレゼンテーションでは、聞き手に伝えたいメッセージを明確にすることが重要です。そのためには、声の速さを話の中でコントロールすることが効果的です。声の速さをコントロールすることで、以下のようなメリットがあります。


・聞き手の理解度を高める

話す速さが一定ではなく、重要なポイントではゆっくりと強調することで、聞き手に伝えたいことをはっきりと伝えることができます。また、話す速さに変化をつけることで、聞き手の集中力を保つこともできます。


・自分の感情や態度を表現する

話す速さは、自分の感情や態度を表現する手段の一つです。例えば、興奮したり熱意があるときは速く話したり、落ち着いたり冷静になりたいときはゆっくり話したりします。話す速さによって、聞き手に自分の気持ちを伝えることができます。


・話し手としての印象を良くする

話す速さをコントロールすることは、話し手としての印象を良くすることにもつながります。適切な速さで話すことで、聞き手に自信や説得力があると感じさせることができます。逆に、早口や遅口は不安や不信感を与えてしまう可能性があります。


声の高低

声の高さとは、音の高低のことで、音高とも呼ばれます。声の高さは、話者の性格や感情、話の内容などに影響されます。声の高さを話の中でコントロールすることは、聴衆に対して以下のような効果をもたらすことが研究で示されています。


声の高さが高いほど、外向的で自信があるという印象を与えることができます。逆に、声の高さが低いほど、内向的で控えめな印象を与えることができます。話者は、自分の話したい内容や目的に応じて、声の高さを調整することで、聴衆に適切なイメージを伝えることができます。


声の高さを変化させることは、話に抑揚や表情をつけることにもつながります。声の高さが一定だと、話が単調で退屈に聞こえてしまいます。声の高さを変化させることで、話に緊張感や興味を持たせることができます。また、声の高さを変化させることで、話の重要なポイントや感情を強調することもできます。


声の高さを変化させることは、聴衆の注意や記憶にも影響します。声の高さが変化すると、聴衆はその変化に気づきやすくなります。そのため、声の高さを変化させることで、聴衆の注意を引くことや、話した内容を記憶しやすくすることができます


声の間

声の間とは、話す人が話の途中で意図的に作る無音の時間のことです。声の間をコントロールすることは、会話やプレゼンテーションにおいて、以下のような効果をもたらします。


聞き手の注意を引く

話す人の信頼性を高める

話す人の考えを整理する

聞き手の理解を促進する


声の間を作ることで、聞き手は話す人が何か重要なことを言おうとしていると感じます。そのため、聞き手は話に集中しやすくなります。また、声の間は話す人が自信を持って話しているという印象を与えます。そのため、聞き手は話す人の言葉に信頼感を持ちやすくなります。さらに、声の間は話す人にとっても有効です。声の間を作ることで、話す人は自分の考えを整理し、次に何を言うべきか考える時間を得ることができます。そのため、話す人はスムーズに話し続けることができます。最後に、声の間は聞き手にとっても有効です。声の間を作ることで、聞き手は話す人の言葉を消化し、理解する時間を得ることができます。そのため、聞き手は話す内容について深く考えることができます。


声のトーン

声のトーンとは、声の高さや強さ、抑揚などの特徴のことです。声のトーンは、話す人の感情や印象を相手に伝える重要な要素です。会話やプレゼンテーションでは、声のトーンを話の内容や目的に合わせて変化させることで、聞き手の注意や興味を引き、理解や共感を促すことができます。声のトーンをコントロールすることで、以下のような効果が期待できます。


・高い声は明るく元気な印象を与える

高い声は、嬉しい時や楽しい時に人が発する音であり、相手に明るさや元気さを与えられます。会話やプレゼンテーションでは、高い声でハキハキと話すことで、自信や情熱を表現できます。また、高い声は聞き取りやすく、相手に伝わりやすいです。高い声であいさつをすると、爽やかな印象を与えられますし、高い声で重要なポイントを強調すると、印象に残ります。


・低い声は落ち着きや信頼感を与える

低い声は、落ち着きや慎重さを表現できます。会話やプレゼンテーションでは、低い声でゆっくりと話すことで、信頼感や安心感を与えられます。また、低い声は説得力があります。低い声で謝罪すると、真摯に謝罪していると相手に伝わりますし、低い声でアポ取りすると、信頼に足る人物だと相手に印象付けられます。


・抑揚は聞き手の注意を引く

抑揚とは、声の高さや強さを変化させることです。抑揚は、話す人の感情や意図を表現するだけでなく、聞き手の注意を引く効果があります。会話やプレゼンテーションでは、抑揚をつけて話すことで、声に表情が出て、聞き取りやすくなります。特に、一番伝えたい所を強調して話すことで、より伝わりやすくなります。


以上のように、会話やプレゼンテーションでは、声のトーンを話の中でコントロールすることが効果的です。しかし、声のトーンは自然に出るものではなく、意識的に練習する必要があります。例えば、「ドレミファソ」と音階を意識して発生したり、「あ・い・う・え・お」と滑舌を良くしたり、「おはようございます」「ありがとうございます」と言葉に抑揚をつけたりする練習が有効です。日常的に声のトーンに気をつけて発生することで、会話力やプレゼンテーションの際に説得力や信頼感を高めることが可能です。


声を自由自在に操れれば、よりコミュニケーションが円滑になる

声の大小・速さ・高低・間・トーンを操ることで、相手により伝わりやすく興味を持ってもらえるコミュニケーションが可能になります。

日々の意識の中で改善していく中で、多くの人より魅力的な話し方ができるようになりますよ。


The First Passionでは、上記の声の使い方から体や表情の使い方、プレゼンテーションの実践練習まで練習をすることが可能です。

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